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2020、希望のサムライブルー コロナ禍に挑んだオランダ遠征の舞台裏

posted2021/01/29 07:00

 
2020、希望のサムライブルー コロナ禍に挑んだオランダ遠征の舞台裏<Number Web> photograph by Getty Images

コートジボワール戦の勝負を決める1点をあげた植田と喜びを分かち合う選手たち

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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Getty Images

2020年、サッカー日本代表の招集は相次ぐ試合の中止により、なかなか叶わなかった。10月のW杯予選も延期となった時、日本サッカー協会はそこで親善試合を組むことを決める。

団体競技の海外遠征はハードルが高かったその時期に、いかにして実現させたのか。また、試合から遠ざかっていた代表選手たちの熱い想いと、ピッチで表現して見せたもの。日本代表の歴史を振り返った時、必ずや大きなターニングポイントとなるであろう、オランダ遠征の深層を描く。

 サムライブルーの中で最もショックを受けたのは、冨安健洋だったかもしれない。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年3月下旬に組まれていた代表戦の中止が決まった時のことである。

 26日と31日のカタールW杯予選はもちろん、同時期に予定されていた五輪代表の活動も中止になった。

 '18年のロシアW杯後から日の丸を背負うようになったセンターバックの冨安は、キャプテンの吉田麻也のパートナーを務めるほどに成長していたが、23歳以下で構成される五輪代表の資格もある。

 4カ月後に東京五輪を控えていたため、3月シリーズは五輪代表チームでのプレーが濃厚だった。その五輪代表チームは、30日には福岡でU-23コートジボワール代表と親善試合を行なうことになっていた。

 かの地で生まれ育ってプロとなり、欧州に羽ばたいた若きDFにとって、自身の成長した姿を披露するまたとない機会――。

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