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巨人・原監督が坂本勇人に「ひとムチ入れなきゃ」 打倒ソフトバンクへ主将に求められることとは
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byNaoya Sanuki
posted2021/01/01 17:05
2020年日本シリーズ第3戦、試合前の坂本勇人。セ・リーグ3連覇、打倒ソフトバンクへ主将にかかる期待は大きい
「ザ・キャプテン」ジーターのように
坂本には同じ遊撃手で強烈なキャプテンシーから「ザ・キャプテン」と称された元ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーター内野手の姿がかぶる。
本塁打もあるが基本は中距離ヒッター。何よりここぞという場面でベンチとファンの期待に応えるプレーを見せるところも、またこの2人の共通点である。
そしてジーターはポストシーズンでも無類の強さを発揮していた。
有名なのは2001年のオークランド・アスレチックスとの地区優勝決定シリーズ第3戦で見せた「ザ・フリップ」。右翼からのバックホームが一塁ベンチ側にそれたところを、猛ダッシュでカバーに入ってバックトスで走者をアウトにした。また打撃でもサブウェイシリーズとなった2000年のニューヨーク.メッツとのワールドシリーズでは、2試合連発の本塁打を放つなど、大試合での強さもまたジーターたる所以であった。
巨人にとってはリーグ3連覇のかかる2021年。そしてその先にある日本一奪回は、巨人の「ザ・キャプテン」の逆襲なくしてはありえないはずである。
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