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あの高校生Bリーガー河村勇輝が大学生で再参戦 超ストイック肉体改造…筋肉3kg増で“接触上等”

posted2020/12/24 17:01

 
あの高校生Bリーガー河村勇輝が大学生で再参戦 超ストイック肉体改造…筋肉3kg増で“接触上等”<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto,Hiroyuki Nakamura(in the article)

12月19日の対秋田戦のハーフタイムイベントで横浜との契約を発表した河村勇輝。早ければ26日のアウェー島根戦から出場する

text by

青木美帆

青木美帆Miho Awokie

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Kiichi Matsumoto,Hiroyuki Nakamura(in the article)

 12月9日の夜、河村勇輝は日課の散歩中に人生で初めての流れ星を見たという。

「鳥肌立ちました。めちゃめちゃ興奮しました。しかも次の日も見たんですよ。持ってるなーって思いました」

 優勝を最大の目標に掲げたインカレ期間中に、2夜連続で流れ星を見た男。発展途上の19歳を必要以上に持ち上げる気は毛頭ないが、テレビ局のレポーターにその様子をうれしそうに話す様子を見たときは、さすがに「どれだけ引きが強いんだ」と思わずにはいられなかった。

 河村が初めて流れ星を見た4日後、彼が所属する東海大学は決勝戦で筑波大を破り、2年ぶり6回目のインカレ優勝を果たした。全5試合における同大のアベレージは、得点が83.0、失点が59.8。“流れ星効果”など一切ないと言っていいくらい確かな地力による、他を寄せ付けぬ圧勝だった。

小柄な体でプロ選手たちを翻弄

 河村は1年生ながら、2番手のポイントガードとして毎試合コンスタントに出場。準決勝の白鴎大戦では3ポイント5本を含む20得点、5スティールというスタッツを挙げ、大会の3ポイント王にも輝いた。

「自分が東海大に進学した理由は、とにかく日本一をとることでした。インカレ優勝に向けて取り組んだ成果を発揮できてよかったです」

 そう大会を総括した。

 福岡第一高校の3年生に在籍中だった今年1月、河村は特別指定選手として三遠ネオフェニックスに加入した。

 小柄な体でプロ選手たちを翻弄する姿で、バスケットボールに関心がなかった人々をも沸かせた後、当初からの予定通り東海大に進学し、同大バスケ部に入部。「Bリーグであれだけ活躍したのに、大学でプレーする必要はないのでは?」というような声もあちこちから聞こえたが、河村は明確な目的を持って大学1年目のシーズンを過ごした。

【次ページ】 相手選手と接触しふっ飛ばされる経験で……

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河村勇輝

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