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「アスリート出身が多い」韓国アイドルとスポーツの“3つの共通点” フィギュアファンはK-POP沼に落ちやすい?
text by
K-POPゆりこk-popyuriko
photograph byBTS
posted2020/12/25 11:01
8月にリリースしたデジタルシングル『Dynamite』 で、Billboard Hot 100で1位を獲得したBTS
「夢を叶えるために一番大事なことは毎日毎日、自分自身を管理していくこと」「退屈でやりたくないことをコツコツと繰り返すことができれば、その夢を叶えられるし自分のやりたい仕事が一生できる」
実際に彼の助言通りにレッスンを重ね、番組終盤には別人かのごとく成長を遂げていたメンバーは何人もいた。
その他、BTSを見出した作曲家のパン・シヒョク、BLACKPINKを支えるプロデューサー・TEDDYなどK-POPの裏には“名監督・敏腕コーチ”がいる。いくら才能があろうとも、正しく導いて磨かないと光らないのはスポーツもK-POPも同じなのだ。
その3)「自分の言葉」と「積極的な発信」が不可欠
HKT48、AKB48に在籍し、日本でもアイドルとして活躍していた宮脇咲良は、2年前に活動を休止し、韓国発のグローバルガールズグループ・IZ*ONEで再デビューした。そんな彼女が日本のメディアで言っていたことが印象的だった。
「日本では相手の気持ちを汲み取って、正直に自分の気持ちを言わなかったり、オブラートに包んで気遣ったりすることがあると思うんです。でも韓国は、すごく意思表示がはっきりしていて。自分の意見をはっきり伝えたり、イヤなことははっきり『イヤ』『NO』と言ったりするので、最初はとても驚きました」(https://www.oricon.co.jp/special/55293/)
それもそのはずで、ここ最近のK-POP市場では、ガールズグループが「女性の自立」について歌うなど、「自分の言葉で自らの意見を発信する」アイドルが増えている。BTSは2018年と2020年、国連総会でスピーチ。さらに公式ツイッターでは、人種差別への反対を表明し100万ドルの支援を行うなど積極的に社会問題に対する活動を行なっている。
スポーツ界でも、プロテニスプレーヤーの大坂なおみをはじめ、錦織圭やダルビッシュ有、大谷翔平といった、海外を中心に活動するアスリートたちが今年全米で社会問題となった「白人警官の黒人殺害事件」について自身のツイッターで発言している。