伊調馨と練習をすると、課題を強く感じる

　この1年で身長が5cmも高くなったことも見逃せない（身長163cm）。53kg級にエントリーした選手の中では最も背が高かった。

「でも、減量は全然きつくない」

　大会直前には、これまでにも何度か出稽古に行かせてもらった日本体育大で最終調整。同大で女子選手を指導するオリンピックV4の伊調馨に細かなアドバイスをもらった。

「馨さんと一緒にスパーリングをさせていただくこともあります。馨さんと練習するとタックルに入ってからの処置であったり、自分の課題をより強く感じます」

　53kg級はすでに向田真優（ジェイテクト）が東京オリンピック代表内定となっているため、朱理は来年6月に開催予定の全日本選抜選手権での優勝と、ノルウェーで開催の世界選手権出場を目指す。

「向田さんとはまだ直接スパーをしたことはないですね。最終目標はオリンピックで優勝することです」

　アイドルフェイスの若きモンスターはどこまで強くなるのか。