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毒舌の秋山翔吾、ベテラン感がスゴい宮川哲(25)…西武ファン感謝祭が“名場面のオンパレード”だった件
text by
フモフモ編集長fumofumocolumn
photograph by『ライオンズオンラインフェスタ 2020』より
posted2020/12/09 11:03
FA残留を決めてくれた増田達至さんへの熱い「弾幕」
リリーフ投手を集めたトークコーナーでは前日にFA残留を発表した増田達至さんのタオルを巻いて登場し、ファンの共感を集めた宮川さん。新人なのに25歳という年齢もあって、先輩選手たちから「さん付け」で呼ばれ居心地の悪そうな宮川さん。好みの女性のタイプをイラストで表現したところ、オバケみたいな恐怖画が仕上がってしまった宮川画伯。イケメン選手枠に組み込まれ、全身タペストリーなるファングッズを作ってはみたものの、顔に貫録がありすぎて意識高いラーメン屋店主みたいになってしまった宮川さん。いくつもの名場面がわずか一日で生まれたのは、オンライン開催ならではだったなと思います。
オンラインのファン感は……「大いにアリ」!
そうした視聴体験の積み重ねのなかで、「ファンサービス」「ふれあい」の本質とは、心の距離感なのだということにも気づかされた思いがします。手が触れ、声を掛けあったとしても、そこに「心の壁」があったなら距離感は縮まりません。逆にオンラインであっても自分の素をさらけ出して、友だち・仲間のように過ごす時間がもてたなら、選手たちがより身近に感じられます。ファンが一年間選手を見つづけてきたことへのお返しとして、選手からファンに近づいてきてくれている、そんな「感謝」が伝わってきます。