GOLF UMAKU NARITAI

　YouTuberとして得た収益で、いずれは……と描く目標がある。

「遠征に行きたくても行けないジュニアゴルファーもいる。そういう子たちのために、試合づくりやファンドづくりをしたい。学生時代、オレは実家があまり裕福じゃなくて、試合に行くのも大変だった。両親が借金をして、母親が内職してゴルフをさせてくれたのを見ていたから」

　かつて米国でも話題になったテンガロンハットは近年、登場する機会はめっきり減り、最近はオリジナルのフラットキャップを被るシーンが増えた。

　さて、気づいた方もいるかもしれないが、改めて冒頭の写真をよーく見てほしい。ブルーの帽子に何と書いてあるか。

「GOLF UMAKU NARITAI （ゴルフ、ウマクナリタイ）」

　永久シード選手の願いは何十年も、そして僕たちアマチュアゴルファーの思いともそう変わらない。