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本田望結「お芝居以外で涙を流すことはほとんどないんですが…」高校サッカー応援マネージャーへの抱負 

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谷川良介

谷川良介Ryosuke Tanikawa

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photograph byWataru Sato

posted2020/11/17 11:01

本田望結「お芝居以外で涙を流すことはほとんどないんですが…」高校サッカー応援マネージャーへの抱負<Number Web> photograph by Wataru Sato

第99回高校サッカー選手権応援マネージャーに就任した本田望結。「1人がみんなのために頑張るチームスポーツもかっこいい。青春だし、憧れはあります」

選手側の感情は自然と出てくる

――アスリートとしても、女優さんとしても取材を受けることが多いと思います。でも今回は取材する側に。選手に聞いてみたいことはイメージできていますか?

今はまだチームや選手のことを調べている段階で、また当日もリモート取材なのか、直接お会いできるのか……だから具体的にこういう質問がしたいというのは正直まだわかりません。でも、私もアスリートとして活動しているので、自分がそこまで意識しなくても選手側の感情は自然と出てくると思います。そこを素直に聞いてみたいですね。

――選手側の感情とは?

フィギュアスケートの試合でもキス・アンド・クライの扉を出たら、たくさんの記者さんやカメラマンさんがいます。そういう試合での自分と、ドラマやバラエティに出ている自分はまた少し違う。もちろん、家にいる自分や姉や妹に見せる顔とも違います。だからきっと選手の皆さんも学校や練習の顔と、本番での表情は違ったものがたくさんあると思うんです。(結果だけではなく)その選手がどんな経験をしてきたのか、そういう部分を私自身も知りたいですし、テレビの前の皆さんに伝えることが私の役目だと思っています。

頑張っている姿はめちゃくちゃかっこいい

――大会に出場するのは同世代の選手たち。どんなプレーに期待したいですか?

私も今年はシニアデビューを迎えたシーズンだったのでチャレンジの連続で、前回の試合(11月6日東日本選手権/上位24名に残れず)でもフリーへ進出することはできませんでした。でも、今の自分の精一杯の演技ができたのでまったく悔いがないんです。むしろ点数が出た次の瞬間、コーチと来年のことを話していたぐらい。自分の実力を出せずに勝った試合は嬉しくないですし、どこかにモヤモヤが残る。でも、全力で戦った結果が負けであれば、今回のようにそれはそれで割り切れると思うんです。だから、勝つことはすごく大事だと思うんですど、選手のみなさんには後悔のないように全力を出し切ってほしいです。頑張っている姿はめちゃくちゃかっこいいですし、私も悔いのないように全力で応援したいと思います。

――ここから世界へ巣立つ選手たちもいるかもしれません。

過去の大会を見ても(この大会を経験した)日本代表の選手はたくさんいますし、同じ世代の選手たちのプレーを観られるのはとても楽しみです。こうやって巡ってきた縁を大切にしたいですね。あとは、何よりこういう状況で大会の開幕が決まったことは日本にとっても大きなことだと思うんです。決勝まで無事に開催されることを信じて、全力で応援します!

【後編も見る!】本田望結が明かす「女優」と「フィギュアスケート」を両立する意味

本田望結(Miyu Honda)

2004年6月1日生まれ、京都府出身。オスカープロモーション所属。NTV『家政婦のミタ』など人気ドラマや映画『コドモ警察』 などに出演。2015年には、映画『ポプラの秋』で映画初主演、2017年放送のスペシャルドラマ『探偵少女アリサの事件簿』でドラマ初主演を果たした。一方でフィギュアスケーターとしても活動しており、2016年には第43回西日本中小学生フィギュアスケート競技会 ノ-ビスAで2位入賞。今季からシニアデビューを果たしている。「本田望結CALENDAR2021」販売予定。 https://www.oscarpro.co.jp/

 

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