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本田望結「女優」と「フィギュアスケーター」2つに挑む理由 仕事が忙しいほどスケートの成績が良い?

posted2020/11/17 11:02

 
本田望結「女優」と「フィギュアスケーター」2つに挑む理由 仕事が忙しいほどスケートの成績が良い?<Number Web> photograph by Wataru Sato

恒例のリフティング挑戦は6回に。「負けず嫌いなので、100回を目指したいです(笑)」

text by

谷川良介

谷川良介Ryosuke Tanikawa

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Wataru Sato

12月31日から始まる第99回全国高校サッカー選手権大会。今大会、若手女優の登竜門とされる「応援マネージャー」に就任したのがフィギュアスケーターとしても活躍する本田望結だ。女優業と2つを全力で追う16歳の等身大の姿に迫った。全2回の後編(前編から見る!)

――フィギュアスケートのお話も少し教えてください。そもそもスケートを始めたきっかけは?

お芝居もスケートも3歳の終わりぐらいから始めました。兄と姉の練習を観ていた私に「寒いから一緒にやりなよ」とコーチが誘ってくれたのがきっかけです。でも、その言葉がなくてもきっとやっていただろうなと思います。それぐらいスケートが好きでしたし、いつのまにかお仕事のお休みの日はスケートの練習をすることが当たり前になっていきました。

――やはりお兄さんやお姉さんの影響が大きかった?

最初、兄はアイスホッケーをやっていたらしく、滑りをうまくするためにフィギュアスケートを習い始めたんです。そのあと怪我のことも考えて、フィギュアスケートに専念したのですが、そこから姉、私、妹と続いていきました。もしあの時兄がアイスホッケーを選んでいたら、私もアイスホッケーをやっていたかもしれないですね(笑)。

――最初にスケートを教わったのはお兄さん?

小さい頃に教わっていたのは父です。フィギュアスケートの経験がなかった父は、兄に「意外とジャンプは難しいんだよ」と言われたことをきっかけに始めたみたいで。試合にも出ていたと聞きましたし、すごいですよね(笑)。だから小さい頃は父と手を繋いで滑っている写真がたくさんあります。

――お母さんはどんな存在ですか?

いつも優しくサポートしてくれている存在です。料理もそうですし、父がいないときは送り迎えをしてくれたり。

小さい頃から養った「自分で考える」

――ご両親は厳しい方なんですか?

とても優しいですし、たくさん協力してくれます。でも、小さい頃から「自分たちで考えなさい」ということは常に言われ続けてきました。たとえば学校に体操着を忘れた時も、学校まで届けてはくれません。届けたら「次も忘れてもいいや」となるじゃないですか。だから昔から父、母に言われて行動することはほとんどなくて、いつも兄姉妹で協力し合って、ちょっとした悩み事があれば兄や姉に相談してきました。

それに、父と母は「親のために頑張るんじゃないんだよ」とちゃんと言ってくれるんです。それでも大きくなってくると親孝行したいという思いは出てくるじゃないですか。でもそれは私たちが思っていること。だから今回の高校サッカーのマネージャーは、親孝行じゃないですけど、喜んでもらえたら嬉しいですね。

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