濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
朝倉未来ついに参戦!斎藤裕戦に「俺の相手じゃない」 大阪で電撃開催、RIZINフェザー級初代王座は…
posted2020/10/24 11:02
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Norihiro Hashimoto
「次は大晦日だと思っていた方も多いと思いますが」
10月19日の記者会見、RIZIN FFの榊原信行CEOはそう切り出した。8月にぴあアリーナMMでの2連戦、9月27日にはさいたまスーパーアリーナで地上波生中継イベントを終えたばかりのRIZINだが、大阪大会のスクランブル開催を決めた。11月21日、会場は大阪城ホール。関西で最もポピュラーと言えるイベント会場が使用可能になったことから、予定外の開催を即決したという。
「予定調和ではなく、とにかく攻めていこうと」
ベルトを争うのは朝倉未来と斎藤裕
もともと11月には「ナンバーシリーズとは違うセカンドラインの大会」を行なう予定だった。候補地は初進出となる仙台だ。大阪、仙台どちらにせよ“攻めの姿勢”であることは変わらない。今年は8月の活動再開までにコロナ禍で3大会をキャンセルしており「後半で巻き返しを」という狙いもある。
クラウドファンディングによるファンからの支援に加え、9月大会からYogiboが冠スポンサーについたことも大きな力になった。大阪大会の後援には大阪観光局がついてもいる。
「東京からも日帰りできる時間帯の開催ですが、ぜひ大阪観光も。“GO TO RIZIN”で」(榊原)
大阪でのスクランブル開催が可能になったもう一つの理由は“目玉カード”だ。19日の会見では、東京オリンピック出場を目指す現役テコンドー選手・江畑秀範のプロデビューなどとともにフェザー級初代王座決定戦もアナウンスされた。
ベルトを争うのは朝倉未来と斎藤裕。日本トップクラスの人気選手である未来の試合を組むことで、大阪でのビッグマッチが成立するというわけだ。
『THE OUTSIDER』で名を上げるとRIZINで7連勝、YouTuberとしても大成功を収めている未来にとって、これが今年2度目の試合となる。