SCORE CARDBACK NUMBER

厳戒態勢でも史上2位の売上。
セレクトセールの悲喜こもごも。

posted2020/08/08 08:30

 
厳戒態勢でも史上2位の売上。セレクトセールの悲喜こもごも。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

モーリス産駒の代表格、超良血馬ルペルカーリア(母シーザリオ)は秋にデビュー予定。父の苦境を救えるか。

text by

片山良三

片山良三Ryozo Katayama

PROFILE

photograph by

NIKKAN SPORTS

 7月13日、14日、コロナ禍で一時は開催自体が危ぶまれていた「セレクトセール2020」(北海道苫小牧市・ノーザンホースパーク特設会場)がかつてない厳戒態勢で行われた。北海道知事からの強い自粛要請や、県をまたいでの移動が全国的にはばかられた緊迫した事態も、つい最近まで続いていた。もし中止とでもなれば、ノーザンファーム自慢の良血馬たちの行き先が決まらないままとなり、競走馬市場に注ぎ込まれるはずの大きなお金が別のところに回りかねなかった。

 しかし蓋を開けてみれば大盛況。右肩上がりの頂点だった昨年の数字には届かなかったものの、187億6100万円は驚きの史上2位。落札率も90.9%と高く、このご時世でも、お金はあるところにはあるものだと感心するばかりだ。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 580文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#ハーツクライ
#モーリス
#ドゥラメンテ

競馬の前後の記事

ページトップ