早田ひなの名言
4年後には、異次元のレベルに到達して、パリ五輪へ突っ走りたい。
早田ひな(卓球)
2020/07/07
石川佳純、伊藤美誠、平野美宇という強力なライバルを前に、東京五輪代表の座を逃した早田。ダブルスでは、ワールドツアー・グランドファイナルを2度制し、伊藤と組んだ2019年世界選手権では銀メダルを獲得するなど相応の結果を出してきたが、シングルスにおいては思うように世界ランクを上げることができなかった。だが、すでに「(気持ちを)きっぱり切り替えた」。東京五輪の代表発表後に行われた1月の全日本選手権。過去5年勝てていなかった伊藤を準決勝で、決勝では石川を破って優勝。喜怒哀楽を表に出すいつもの姿とは違う“無表情”だった早田は、最後の最後で「また泣いちゃいました」と感情を爆発させた。悔しさを隠しながら、課題に真摯に取り組み、石川、伊藤という“壁”を乗り越えた。7月7日、二十歳となった早田の視界は、すでに2024年パリ五輪を捉えている。
Number1002号(2020/05/07)