SCORE CARDBACK NUMBER

無観客開催でも前年比80%超。
ネット馬券売り上げは大健闘。

posted2020/05/10 08:30

 
無観客開催でも前年比80%超。ネット馬券売り上げは大健闘。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

4週連続の無観客GIとなった4月19日の皐月賞。同レースの売上は153億7181万4700円、前年比84.2%だった。

text by

片山良三

片山良三Ryozo Katayama

PROFILE

photograph by

Yuji Takahashi

 2月29日から無観客での競馬開催を余儀なくされ、状況に進展がほとんど見られないまま2カ月が過ぎた。各地の競輪が雪崩を打つように中止へと舵を切ったのとは対照的に、競馬はネット経由の馬券発売が思いのほか好調。日本全国が緊急事態宣言下に入ってからも無事に開催が続いている。

 桜花賞、皐月賞をそれぞれメーンとする中山、阪神の連続8週間の売り上げは、主催者も驚くほどの健闘だった。中山の前半が前年比81.5%。阪神が同83.5%。後半は途中で緊急事態宣言が発出されたことでファンの在宅率がさらに高まったからなのだろう、中山が前年比96.8%と大きく伸び、阪神も同92.5%と、想像をはるかに超える好調な数字が出た。ウインズなどの場外発売所に完全休館の措置が取られており、そこにかかる経費がほぼゼロになったことを差し引けば、「むしろプラスでは?」と勘繰った人さえいたらしい。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 503文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

競馬の前後の記事

ページトップ