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32勝で大関決定。
~朝乃山の昇進を歴代大関と比較~

posted2020/04/26 08:30

 
32勝で大関決定。~朝乃山の昇進を歴代大関と比較~<Number Web> photograph by KYODO

令和初の新大関となった朝乃山は「大関の名に恥じぬよう相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力します」と口上を述べた。

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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KYODO

 朝乃山が大関になって、2010年以降で見ると、ちょうど10人目の大関となった。188cmという体格で、正面から当たって前に出る力強い相撲が持ち味だと思うが、大関として力強さに技術の幅が加わっていくかどうか、注目されるところだ。

 '20年3月に11勝4敗の成績で、'20年1月の10勝5敗、'19年11月の11勝4敗と合わせて、32勝13敗で大関になることが決まった。歴史上、関脇から大関に推挙される目安は3場所の合計で33勝と言われているが、1勝だけ少なかったわけだ。3月の場所は12日目までに10勝2敗だった。13日目に白鵬、14日目に鶴竜と横綱に敗れたあと、大関の貴景勝に勝っての11勝4敗という成績だった。あと1勝の上積みは望まれたものの、パワーにあふれた相撲の内容が評価されたと言えそうだ。

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