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<挑戦の地で振り返る>
香川真司「あのPKは予感していた」

posted2020/04/27 08:00

 
<挑戦の地で振り返る>香川真司「あのPKは予感していた」<Number Web> photograph by AFLO

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豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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AFLO

外出禁止の苦境にあるスペインからの真摯なメッセージが話題の香川。数多ある印象深い得点の思い出、そしてロシアW杯で日本を快進撃に導いたPKの秘話を明かした。(Number1001号掲載)

 香川真司がこれまでプロとして決めてきたゴールの数は139にのぼる。

 セレッソ大阪で日本を沸かせた若者は21歳の時に海を渡り、ドイツ、イングランド、トルコ、スペインと渡り歩き、そのすべての国でゴールを決めてきた。欧州のトップリーグでプレーした日本代表選手の中で、4カ国で得点を決めたのは彼だけだ。33試合を数えるチャンピオンズリーグ出場試合数でも、同大会でのゴール数でもトップ。この10年、欧州で最も活躍した日本人アタッカーであることに疑いはない。

 世界中のネットを揺らしてきたゴールの数々で、最も記憶に残るものはどれか。

「ひとつだけを選ぶのはかなり難しいですね」という想像通りの答えが返ってくる。チームも違えば、その試合にかかっていたものも違う。100を超える中からひとつを選ぶのはたしかに至難の業だ。

 時計の針を戻し、香川はプロデビューしたセレッソ時代から振りかえった。時は2007年、J2デビュー時は18歳だった。

「プロになってはじめて決めたゴールは、やはり記憶に残っていますね。初ゴールは水戸戦('07年5月)、トラップして左足で思い切り蹴り込んだゴール。憶えているのは、その時のスタジアムの不思議な静けさですね。平日のアウェー戦で、観客も1300人くらい。ゴールを決めても歓声が全くなくて、自分の雄叫びがマイクにとられて聞こえてくるくらいでした。最高に嬉しかったけど、今その映像を見返してみると……まず髪が長い(笑)。当時は長いのがよかったんでしょうけど、今思えばもさもさしているな、と」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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