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史上最年少13歳で世界ツアー連勝──。
伊藤美誠&平野美宇、五輪への思い。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byKYODO
posted2020/04/06 20:00
女子ダブルスでワールドツアー史上最年少優勝を果たして帰国し、記者の質問に答える伊藤美誠(左)と平野美宇。
1年延期も成長のための時間に。
その悔しさをばねに、翌年、アジア選手権で日本人選手として21年ぶりの優勝を果たし、世界選手権でも日本人選手48年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。
押しも押されもせぬ、日本のトップクラスの、いや世界の上位に位置する選手となった2人は、目標としてきた2020年の代表を目指し、互いをライバルとして、進んできた。
世界ランキングをめぐる長期間にわたる戦いの末、手にしたのが東京五輪代表である。
待ち望んでいた大会の開幕は約1年、延期となることが決まった。
でも、6年前のあの晴れやかな日から歩んできた道のりと、そこで培ったたくましさを思えば、ここからの時間もまた、成長のための時間とするはずだ。