プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
ライガーが語る女子プロレスの世界。
「岩谷麻優にオカダ・カズチカを見た」
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2020/03/15 19:00
観客席の上段で蹴落とされて解説のライガーの席まで転げ落ちていった岩谷麻優。
「会場の換気や客の数を調整すれば……」
「ピンチはチャンス! この際色々チャレンジしましょう。スターダム無観客試合」と試合前にツイッターでつぶやいていた木谷会長は本部席の後方からずっと試合を見ていた。
そして、木谷会長は試合が終わると、スターダムの選手に感謝した後、コロナウィルスの問題がすぐに収束しなくても「会場の換気や客の数を調整すれば、後楽園ホールなどで試合をすることは可能だろう。できることはまだいろいろあるということがわかりました」と語った。
現実的に企業として考えた場合、いつ終わるのかわからない「自粛」という名で興行中止を長く続けたら、会社は持ちこたえられない。感染を極力抑える工夫を凝らして、なんとか開催したいはずだ。
大会終了後、ライガーは「試合が面白くてのめり込み無観客試合という事を忘れるくらいでした。スターダム。面白いっす。これガチ感想です!」とツイッターに綴った。