オリンピックへの道BACK NUMBER
バドミントン、ボクシングなど続々と。
新型コロナ、東京五輪選考への影響。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byMATSUO.K/AFLO SPORT
posted2020/02/18 12:00
リオ五輪で金メダルに輝いた高橋礼華(左)と松友美佐紀のペアだが、このままでは東京五輪に出場できない厳しい状況にある。
タカマツ組の逆転の可能性が……。
たとえば、各種目の中で、最も激しい代表争いが繰り広げられてきた女子ダブルス。
2月11日付のランキングで、松本麻佑・永原和可那組が2位、福島由紀・廣田彩花組が3位、高橋礼華・松友美佐紀組が7位に位置している。3組ともオリンピックに出場できる8位以内にいる。
ただし、1カ国あたり出られるのは2組まで。高橋・松友組は福島・廣田組を抜かなければ出られない。
両組のポイント差は1万7000ポイント強ある。ただ、逆転する可能性は残されているし、あきらめてもいないだろう。
追い上げ、抜くには最後の大会まで重要となってくる。アジア選手権がクローズアップされることになる。大会の行方が代表争いにもかかわってくるからだ。
これ以外の競技でも、相次いで変更が余儀なくされている。
選手がどうこうすることができないこととはいえ、運不運、理不尽さを含んでのスポーツであるとはいえ、4年に一度の大舞台を目指し、進んできての今日だ。
延期、開催地変更など代替手段をとるとき、極力、選手に不利益にならないような運営を。そう願う。