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スーパースターか、地道な育成か。
超大型契約の裏にあるジレンマ。
~MLBで広がる格差と緊縮財政~
posted2020/01/08 07:00
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ナショナルズ世界一に貢献した、今季打点王のレンドン(中)。同僚となる大谷翔平を「見るのが楽しみ」と語った。
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![四竈衛](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
四竈衛Mamoru Shikama
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相次ぐ超大型契約の締結は、何を意味するのか。過去数年、遅々として進まず、停滞気味だったメジャーのFA市場が、今オフは活発に動き始めた。特に、12月9日から開催されたウインターミーティングでは、劇的な大型契約が相次いでまとまった。
まずは、スティーブン・ストラスバーグが、投手として史上最高額の7年2億4500万ドル(約270億円)でナショナルズと再契約。翌日にはゲリット・コール(アストロズFA)が、ヤンキースと9年3億2400万ドル(約356億円)で合意し、2日連続で最高値を更新した。さらに、アンソニー・レンドン(ナショナルズFA)が、エンゼルスと7年2億4500万ドル(約270億円)で契約。一気に活況の空気が漂い始めた。
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