内田博幸の名言
彼が走りたくなる気を探す、という感覚で乗っていました。
内田博幸(競馬)
2019/12/22
「ウチパク」の愛称でお馴染みの内田は、大井競馬で通算3153勝を挙げて2008年に中央競馬へと移籍。わずか2シーズンで中央競馬のリーディング首位を獲得した実力派だ。そんな彼の騎乗に、「何もしない」という新たな引き出しを与えたのがゴールドシップだった。内田が負傷から復帰した2012年に皐月賞、菊花賞、有馬記念と3つのGIを制したが、「知られている以上にコントロールが難しい馬で、我も強く気迫も凄い」とゴールドシップの印象を振り返る。ここでたどり着いた境地は、馬に全てを委ねること。「ゴールドシップが行きたいときに行かせよう」。気分に乗ったゴールドシップは、とんでもない加速でゴール板を真っ先に駆け抜けた。
Number987号(2019/10/03)