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NBAのレジェンドと超新星、
2人の思いが重なった日。
~ドンチッチとレブロンの物語~
posted2019/11/19 07:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
子供の頃に憧れていた選手と同じコートに立ち、敵味方として戦う。若手選手にとって、それは、どんな高級なホテルに泊まるよりも、自分がNBAに入ったことを実感する瞬間なのではないだろうか。
ダラス・マーベリックスの2年目ガード、スロベニア出身のルカ・ドンチッチにとっては、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがそんな存在だった。7歳でバスケットボールを始めたときからの憧れの選手。昨季も2度対戦していたが、11月1日の対戦は、さらに特別な試合となった。
この日、マブズは、優勝候補にもあげられるレイカーズを相手にオーバータイムの熱戦を繰り広げた。ドンチッチは今季ポイントガードを務めるレブロンとマッチアップし、レブロンがアンソニー・デイビスにアリーウープパスを出したかと思うと、ドンチッチもクリスタプス・ポルジンギスに正確なパスを通して観客を魅了した。ドンチッチが31得点、13リバウンド、15アシスト、レブロンも39得点、12リバウンド、16アシストと、2人ともトリプルダブルでそれぞれのチームを牽引。マブズはオーバータイムの末に敗れたが、試合後にドンチッチはレブロンから称賛の言葉をかけられ、忘れられない試合となった。