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迫力不足の声も今は昔。
勢いづく女子キックボクシング。
posted2019/11/07 07:00
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph by
Susumu Nagao
女子キックボクシングが元気だ。10月18日には“神童”那須川天心の活躍で勢いに乗るRISEが初めての女子だけの大会『RISE GIRLS POWER』(11月8日・新宿FACE)の開催を発表した。
メインはRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(ひなた)vs.同アトム級王者・紅絹(もみ)という現役王者同士の一騎討ち。切り札というべき大一番の実現に寺山は目を輝かせる。
「男子の大会の中で女子の試合が組まれたら、ある程度目立つ。でも、女子の中の女子は当たり前。何か個性がないと目立たない」
寺山が18歳ならば紅絹は35歳なので、世代交代対決と位置づけることもできる。会見で並んだ寺山を含む10代の選手たちを目の当たりにして、紅絹はニッコリと微笑んだ。