沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
菊花賞はヴェロックスが人気だが……。
「押し出された本命」不遇の歴史。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2019/10/19 18:00
春に数々の強豪と接線を繰り広げてきたヴェロックス。ひと夏越えて、現在の力関係はいかほどか。
武豊が仕込んできたワールドプレミアも怖い。
あと1頭マークしたいのは、菊花賞を4勝している武豊が、溜めて弾ける競馬を教えつづけているワールドプレミア(牡、父ディープインパクト、栗東・友道康夫厩舎)だ。
3着だった前走の神戸新聞杯は、阪神の4コーナーを京都の外回りコースのそれに見立て、徐々に加速する「菊花賞仕様」の走りを仕込みながら、出走権を確保した意義深いレースだった。
ここに挙げた4頭はすべてノーザンファームの生産馬だ。このなかから昨年のフィエールマンにつづいて凱旋門賞にチャレンジする馬が出ることを願いながら、印を。
◎ヴェロックス
○ヒシゲッコウ
▲ワールドプレミア
どれが勝つにしても、サートゥルナーリアやアーモンドアイとの対決が楽しみになるようなレースをしてほしい。