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ウッズが全英初日にワースト記録。
「今日は必死で戦い抜いた」

posted2019/07/19 13:15

 
ウッズが全英初日にワースト記録。「今日は必死で戦い抜いた」<Number Web> photograph by Getty Images

タイガー・ウッズの不調は明白だが、彼ほど終盤に強いイメージがある選手もいないのだ。

text by

舩越園子

舩越園子Sonoko Funakoshi

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Getty Images

 68年ぶりに全英オープンを迎えている北アイルランドの人々は、初めて間近に眺めるタイガー・ウッズの活躍に期待を膨らませていたに違いない。

 今年のマスターズを制し、メジャー15勝目を挙げて大復活を遂げたウッズが、今週の全英オープンでも勝利を競い合い、クラレットジャグを掲げる姿を心待ちにしていたのではないだろうか。

 いざ、初日。ロイヤル・ポートラッシュの1番ティに立ったウッズを人々は固唾を飲んで見守っていた。

 しかし、ウッズに笑顔は皆無だった。それどころか、彼の表情には不安がありありと見て取れた。これほど不安げな顔でメジャー大会のティオフを待つウッズを見たのは初めてだった。

 厳しい展開になる――その予感は残念ながら現実になった。

見事なパーセーブを見せたが。

 セットアップに入るルーティーンさえ、不安げだった。動作の1つ1つが、何かに怯えているような、ぎこちない動きだった。

 アイアンで打った第1打は左へ飛び出し、ボールはフェスキュー群に沈んだ。

「あっ! しまった! ダメだ!」

 思わず目を閉じ、膝を曲げながら悔しがるウッズのリアクションから、そんな声なき声が聞こえてきた。

 フェスキューの中から打ち出した第2打はグリーンに乗り切らず、バンカーに転がり込んだ。だが、バンカーからピン2.5メートルへ寄せた第3打は実に見事だった。そして、ウッズはそのパーパットをきっちり沈め、右拳を握り締めてガッツポーズを取った。

「1番のパーは、たぶん今日最高のベスト・パーだった。とてもいいスタートだった」

 そう感じたからこそ、思わず取ったガッツポーズだったのだろう。しかし、振り返れば、それは決して好ラウンドの始まりではなかった。

【次ページ】 自己ワーストの7オーバー、144位タイ。

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