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新たなマーケットに名乗り。
中国ボクシングの潜在能力とは。
~禁止から一転、期待の市場へ~
posted2019/06/22 11:00
徐燦は中国初のWBA王者であり、最年少の24歳で王座を獲得した。防衛を果たしたのは、中国で2人目の快挙。
text by

前田衷Makoto Maeda
photograph by
AFLO
中国中部、江西省撫州市で行われたWBAダブル世界タイトル戦(5月26日)。日本の2人の元世界王者が階級を変えて復活を試みたものの、いずれも失敗。フェザー級に上げた久保隼は中国の新ヒーロー徐燦(シュ・ツァン)と真っ向から打ち合って6回にねじ伏せられた。また、これが5度目の中国登場となった木村翔はライト・フライ級に落とし、カルロス・カニサレスに挑むも、ベネズエラ人王者の技巧と脚に闘志を空転させられ大差判定負けとなった。
残念ながら2選手は結果を残せなかったが、それはそれとして、強く印象に残ったのは中国ボクシングの潜在能力の高さだった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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