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注目は有力2歳馬デビュー戦と
アーモンドアイ参戦の安田記念。
~ダービーで1年に一区切りか~
posted2019/05/30 15:00
text by
片山良三Ryozo Katayama
photograph by
KYODO
ダービーの翌週から始まるのが2歳新馬戦。「ダービーからダービーへ」のキャッチフレーズ付きで番組改編が行われたのは'12年で、それ以前は夏の北海道が2歳戦の開始時期だった。あまり早い時期から若馬を始動させてしまったらクラシックシーズンまで体力がもたないというのが昔の感覚だが、いまは明らかに違う。
昨年を例にとると、6月早々にデビューした馬たちの中から、サートゥルナーリア、グランアレグリア、ダノンファンタジーという3頭のGI馬が誕生している。重賞まで範囲を広げれば、エメラルファイト、ハッピーアワーといった名前まで出てくる。馬をリフレッシュさせる技術が飛躍的に発達したことで、始動を早くすることがリスクになるどころか、むしろメリットになっていることが伝わってくる。