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<外厩の枠を超えて>
ノーザンファーム天栄、躍進の基地に潜入す!

posted2019/05/29 15:00

 
<外厩の枠を超えて>ノーザンファーム天栄、躍進の基地に潜入す!<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Kiichi Matsumoto

従来の常識を覆すローテーションで大一番に臨み、海外やクラシック戦線で勝利を積み重ねる駿馬たち。彼らがレースとレースの合間を過ごす前線基地にはどんな秘密が隠されているのか。福島を訪ねた。

 2018年、24のJRA平地GIレースのうち、ノーザンファームの生産馬13頭が16勝を挙げた。そのうち、アーモンドアイ、ワグネリアン、フィエールマン、レイデオロ、ステルヴィオ、ブラストワンピースは、レースとレースの合間を福島のノーザンファーム天栄で過ごし、計9勝を挙げた。

 この春も、ドバイターフを制し、安田記念を目指すアーモンドアイ、桜花賞を勝ったグランアレグリア、天皇賞を制したフィエールマンと2着のグローリーヴェイズ(レイクヴィラファーム生産)らがここで調整し、結果を出している。

 ノーザンファーム天栄とはどんな施設で、どんなふうに馬たちをケアしているのか。

 東京から北へ200km強、自家用車だと3時間弱。福島県中通りの南部に、ノーザンファーム天栄はある。取材に訪れたとき、東京ではとっくに葉桜になっていたソメイヨシノが、ちょうど満開だった。

 もともと「天栄ホースパーク」という名称で運営されていた施設が「ノーザンファーム天栄」としてオープンしたのは、2011年10月。現在は、東京ドーム8個分の敷地に、15棟(286馬房)の厩舎と、屋外に1200mの周回コースと900mの坂路コース、屋根付きの角馬場が2つ、さらにウォーキングマシーンやトレッドミルなどがある。北海道安平町のノーザンファームや苫小牧のノーザンファーム空港の坂路には屋根があるが、ここはそうではない。

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日本ダービー革命元年。

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木實谷雄太

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