4年前までアマチュア選手。

　現在29歳の藤本は、わずか4年前までアマチュアでプレーしていた。JFLの佐川印刷SC（現・SP京都FC）で頭角を現し、2016年にJ3の鹿児島ユナイテッドに移籍。ここで2年連続得点王に輝き、大分に引き抜かれた。大分での1年目となった昨季も、J2で12ゴールを記録し、J1昇格へ大きく貢献した。

　藤本はなぜ、JFLからJ1まで一気に駆け上がることができたのか。それはチームを変えても、リーグのカテゴリーが上がっても、ストライカーの精神を貫いているからだろう。

　動かないストライカーが、J1に旋風を巻き起こしている。