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ダービーに向け“残り2強”も順調。
サートゥルナーリア1択、ではない。

posted2019/05/24 17:30

 
ダービーに向け“残り2強”も順調。サートゥルナーリア1択、ではない。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

サートゥルナーリア(右)が制した今年の皐月賞。しかしダノンキングリー(左)とヴェロックスも肉薄していたことを忘れたくない。

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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Satoshi Hiramatsu

 約1カ月半前の皐月賞。ゴール前でしのぎを削った3頭が皆、順調に今週末の日本ダービーに駒を進めて来た。

 3頭はいずれも、近年、実績を残す名調教師が管理している。

 4月14日、中山競馬場で行われた第79回皐月賞。ゴール前の直線で馬場の真ん中からまず抜け出す構えを見せたのが川田将雅騎手騎乗のヴェロックスだった。

 しかし、次の瞬間、今度は内を突いて一気に伸びて先頭を奪う馬がいた。戸崎圭太騎手に操られたダノンキングリーだ。

 さらに大外からその両頭をまとめてかわしていったのがC・ルメール騎手のサートゥルナーリア。

 フィニッシュラインでは3頭が馬体を並べたが、僅かにアタマだけ抜け出したのがサートゥルナーリア。これに差し返す勢いをみせたヴェロックスが続き、そのヴェロックスからハナ差の3着がダノンキングリーとなった。

ロジユニヴァースと萩原調教師。

 ダノンキングリーを管理するのは美浦・萩原清調教師。ちょうど10年前の2009年、ロジユニヴァースでダービーを勝利した。

 ロジユニヴァースは、デビューから弥生賞など重賞3つを含む4連勝。しかし、クラシック第一弾の皐月賞では14着に大敗。優勝したアンライバルドから2秒近く離される完敗を喫したため、巻き返しは難しいのではとみる向きも多分にあった。

 ところが、萩原調教師は皐月賞で減っていた馬体の回復に努め、中間は乗り運動の時点から徹底的に左回りでしか調教をしないなどの手を打ち、復活させてみせた。

 レース当日は昼過ぎから大雨が降り、40年ぶりに不良馬場で行われるダービーとなったのも、時計を要す馬場にはめっぽう強かったロジユニヴァースには幸いした。

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