話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
風間グランパス好調に吉田豊あり。
駆け引きだけで奪う守備を習得中。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE
posted2019/05/05 11:00
サガン鳥栖などでハードワーカーのイメージが強かった吉田豊だが、グランパスの風間サッカーで成長の気配を見せる。
うまくなるのに年齢は関係ない。
29歳だが、うまくなるのに年齢は関係ない。
風間スタイルのサッカーが吉田に浸透すれば、守備はより洗練され、点に絡む仕事が増えていくに違いない。個の力が増すことで、名古屋のサッカーそのものがレベルアップし、勝ち点を落とさずに積み重ねていける。
川崎フロンターレは、風間監督のチームを引き継いだ鬼木達監督が守備を強化してJ1連覇を果たした。もし風間監督が現在のスタイルでリーグ優勝をするためには、左サイドバックの吉田は絶対に欠かせないピースになるだろう。
そして吉田も今シーズン、ピッチで自らの力を証明し続けることができれば――いずれ長友佑都の背中、つまり日本代表の座も見えてくるはずだ。