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延長10回、ヤクルト12点の惨劇。
広島の最大の問題は「先発陣」だ。 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2019/04/12 17:00

延長10回、ヤクルト12点の惨劇。広島の最大の問題は「先発陣」だ。<Number Web> photograph by Kyodo News

延長の1イニングでまさかの12失点。最下位に沈む広島に一体何が起こっているのだろうか。

ヤクルトは攻守ともにかなりの手応え。

 一方、4月11日の時点でスワローズは単独トップに立った。4月中旬の段階で即断するのは危険だが、青木、山田、バレンティンの流れは昨季同様に「圧」がある。

 1番の太田の出塁率は現状.421で、このレベルの数字を維持できれば、ヤクルトの得点プロデュース力はリーグでもトップクラスだ。

 そしてこのまま勝ちが先行すれば、いまは7番に置いている2年目の村上の成長をじっくりと待つことも可能になる。高校時代は捕手、1年目はファームで三塁を守っていた村上が一塁を守らされるのは気の毒ではあるが。

 投手陣に目を向けると、先発が5回、あるいは6回を投げてゲームを作れば、勝ちパターンが見える。

 梅野はまだ不安定なものの、近藤、クローザーの石山、そして左のハフ、好調のマクガフのブルペン陣は強力で、接戦に強いだろう。

 明暗が分かれたカープとスワローズの3連戦。カープ先発陣の乱調に目がいってしまい、カープ打線については考える余裕がなかった。

 まだ、4月。

 されど、4月。

 首都圏では雪が降ったり、とかく今年は荒れている。

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