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「えっ、これが筋トレ?」の練習で、
瀬戸大也の泳ぎが好循環した理由。

posted2019/03/31 17:00

 
「えっ、これが筋トレ?」の練習で、瀬戸大也の泳ぎが好循環した理由。<Number Web> photograph by AFLO

7月の世界選手権の個人種目で優勝すれば東京五輪の代表入りが内定。代表1番乗りを目指し奮闘を誓う。

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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 トビウオジャパンの顔・瀬戸大也(ANA)が昨年来の好調を持続したまま、4月2日開幕の日本水泳選手権を迎える。

 7月の世界選手権(韓国・光州)代表選考会を兼ねた今大会では、昨年と同様に200mおよび400m個人メドレーと200mバタフライに出場する予定。1年前は3種目とも2位での日本代表入りだっただけに、「すべて優勝して世界選手権へ」との思いを強めて最終調整に入っている。

「3種目2位」の悔しさを抱えていた瀬戸が確実な上昇カーブを描き始めたのは、昨夏のパンパシフィック選手権、ジャカルタアジア大会頃からだった。夏のビッグイベントを終えた後はトライアスロンに挑戦するなど、違った角度からの“気づき”も得て強化を図ってきた。

 その結果、昨年12月の世界短水路選手権(中国・杭州)男子200mバタフライでは、1分48秒56の世界記録保持者であり、ロンドン五輪金メダリストであるチャド・ルクロス(南アフリカ)との競り合いを制し、1分48秒24の世界新記録で初優勝を飾ったのだ。

すごく効率の良い練習を追求。

 好調は年明け以降も継続中で、3月17日のにいがたオープンでは100mバタフライで52秒22の好タイムをマークしている。

 400m個人メドレーで銅メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪以降に取り組んできた新しい試みが実を結んだ格好だ。リオ五輪を終えた後は、指導を受ける梅原孝之コーチとのコミュニケーションを増やし、必要なトレーニングが何であるのかを何度も揉み、練り直し、メニューを組み立ててきた。

 瀬戸は言う。

「見直した結果、すごく効率の良い練習ができるようになりました。しっかり泳ぐ時もあるし、ちょっと抜き気味な練習もあるし、という感じです。リオ五輪前まではつねにガッツリやっていたので、ヘロヘロになり過ぎて良い練習ができないこともあったのですが、今はやるところはやる、ちょっと抜くところは抜く。スイムの練習でメリハリがつくようになりました」

【次ページ】 「これが筋トレ?」という内容。

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