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「2020」でクライミングを楽しむために。
私たちが見るべき選手と知るべきルール。

posted2019/03/29 12:00

 
「2020」でクライミングを楽しむために。私たちが見るべき選手と知るべきルール。<Number Web> photograph by AFLO

今年1月、駒沢オリンピック公園で開催されたボルダリング・ジャパンカップ予選。

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津金壱郎

津金壱郎Ichiro Tsugane

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AFLO

 今シーズンの国内スポーツクライミングは来年に迫った東京五輪に向けて、『強化』から『競争』へとシフトアップしている。1月から3月にかけては3種目それぞれの『ジャパンカップ』を開催。多くの選手が高いパフォーマンスを発揮して熱戦を繰り広げた。各大会で表彰台に立った選手は次のとおり。

ボルダリング・ジャパンカップ(1月26日・27日)
女子 1位:野中生萌 2位:野口啓代 3位:伊藤ふたば
男子 1位:石松大晟 2位:楢﨑智亜 3位:土肥圭太

スピード・ジャパンカップ(2月10日)
女子 1位:野中生萌 2位:伊藤ふたば 3位:野口啓代
男子 1位:池田雄大 2位:藤井 快  3位:抜井亮瑛

リード・ジャパンカップ(3月2日・3日)
女子 1位:野口啓代 2位:森 秋彩 3位:平野夏海
男子 1位:藤井 快 2位:楢﨑智亜 3位:清水裕登

日本人女子選手をけん引する野口啓代、野中生萌、伊藤ふたば。

 女子は五輪強化最上位のSランクに選出されている野中と野口がしのぎを削った。ボルダリングとスピードで二冠に輝いた野中生萌は、リードでの三冠達成に色気を見せていたものの、野口啓代が阻止した。

男子は藤井と楢﨑が実力発揮。

 男子は藤井と楢﨑の二強が3大会で高いパフォーマンスを発揮した。藤井は4連覇のかかっていたボルダリングで6位。スピードでは日本記録をマークしながらも、決勝は種目専任の池田の後塵を拝したが、リードではユース時代を含めて自身のキャリアで初めて頂点に立った。

スピード、リードの2種目のジャパンカップで表彰台に立った藤井快。

 楢﨑智亜もスピードの3位決定戦で中学3年生の抜井に敗れて表彰台を逃したものの、3種目すべてで高い実力があることを改めて証明した。

【次ページ】 5月、8月に控える重要な大会とは。

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