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『あるキング』
野球小説なのに魔女や怪物が登場。
いつもと一味違う“伊坂ワールド”。 

text by

行成薫

行成薫Kaoru Yukinari

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posted2019/02/27 10:00

『あるキング』野球小説なのに魔女や怪物が登場。いつもと一味違う“伊坂ワールド”。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『あるキング』伊坂幸太郎著 徳間文庫 590円+税

 野球小説と聞いて、どんな話を思い描くだろうか。「弱小野球部に入部した天才エースが運動音痴や元不良ら仲間たちと共に成長していく熱血ストーリー」といったところが王道だろう。昨年の「金農フィーバー」などは、まさに小説を地で行くようなドラマだった。

 さて、そこで本書『あるキング』である。主人公・山田王求(おうく)は、幼少の頃から非凡な才能を持つ天才バッターで、やがて地元を本拠地とする万年最下位球団「仙醍(せんだい)キングス」に入団する。その王求の誕生から二十三歳までが本書のストーリーの軸となっている――、のだが。

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横綱論。さらば、稀勢の里

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