Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

<スーパールーキー直撃>
アーロン・ジャッジ「生まれ変わったヤンキース」 

text by

出村義和

出村義和Yoshikazu Demura

PROFILE

photograph byYukihito Taguchi

posted2017/08/21 06:00

<スーパールーキー直撃>アーロン・ジャッジ「生まれ変わったヤンキース」<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi
今季のメジャーを席巻するスーパールーキーたち。短期集中連載「MLB最前線」の1回目はその代表格にして名門を蘇らせた規格外の男へのインタビューをお届けする。

 ヤンキース新時代の扉は規格外のスーパールーキーによって大きく開け放たれた。デレク・ジーターが引退してから続いていた沈滞ムードは一掃され、今や5年ぶりの地区優勝はもちろん、8年ぶりの世界一も夢ではない。

 その名門を牽引するのが身長201cm、体重127kgのアーロン・ジャッジだ。球団によれば、野手としてはメジャー史上ナンバーワンの巨漢だという。

 パワーも桁外れ。誰よりも飛ばし、誰よりも強烈な打球を放つ。「Statcast」によるとホームランの最長飛距離495フィート(約151m)、打球の初速121.1マイル(約195km)は今季メジャートップだ。

 オールスターを翌週に控えた84試合目で、球界レジェンドのジョー・ディマジオが1936年に作った29ホーマーの球団新人記録を更新する30号を打った。それも打球は、まるでそのディマジオら偉大な先人たちに挨拶でもするかのように、彼らを祀るセンター後方のモニュメントパークへ一直線に、そして瞬く間に吸い込まれていった。鳴りやまぬ拍手と大歓声を聞きながら、ヤンキース新時代の到来を体感した。


 ジャッジを単独取材したのはその翌日、地元記者の囲みが終わったタイミングだ。時代の寵児だけに取材の申し込みが殺到。当初は断られたが粘った末、隙間があればという条件で許可をもらった。ジーターの新人の頃でもこんなことはなかった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
ウェブ有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 2692文字

ウェブ有料会員(月額300円[税別])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

甲子園ライバル伝説。

Sports Graphic Number 933

甲子園ライバル伝説。

 

ニューヨーク・ヤンキース
アーロン・ジャッジ

MLBの前後の記事

ページトップ