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マーリンズの売却先が決定。編成部門
トップはジーターに。~イチローの
契約延長にとってもプラス?~
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byKYODO
posted2017/08/28 06:00
引退後のジーター氏は、スポーツサイトの運営や、若者支援のために財団を立ち上げるなど、幅広く活動してきた。
マイアミ・マーリンズの買収問題が、ようやく決着した。デービッド・サムソン社長が8月12日、前夜までに実業家のブルース・シャーマン氏、元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏らのグループに約12億ドル(約1308億円)で売却することで正式にサインしたことを明かした。
「ここに至るまでの経緯には、多くの紆余曲折もあり、誤情報が流れることもあった。ただ、今はとてもいい気分だ」
今回のマーリンズの買収には、複数の投資家グループが名乗りを挙げ、水面下で交渉を進めていた。一時は、ジーター氏らのグループと交渉締結寸前と報じられたかと思えば、その一方で、資金難のため撤退と伝えられるなど、米国内でも情報が錯綜した。もっとも、現オーナーのジェフリー・ロリア氏は、ジーター氏に譲ることを最優先にしていたとも言われており、着地点が注目されていた。