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<WBC観戦ガイド>
一流メジャーリーガーに注目せよ!
text by
出村義和Yoshikazu Demura
photograph byYukihito Taguchi
posted2017/03/02 09:00
前回大会で2本塁打、打率.469と打線を牽引したカノー。
第4回WBCの開幕が目前に迫っている。今回は各国から実に多くの大物メジャーリーガーが母国のために参加する楽しみな大会となった。世界のスター選手を一挙にチェック!
オールスター出場経験者が過去最多の63名も参戦する今大会は、熱い優勝争いへの期待だけでなく、メジャーの今を垣間見られる絶好のチャンスでもある。
2連覇を狙うドミニカ共和国は前回大会MVPのロビンソン・カノーを始め、史上31人目の通算3000安打にあと58本まで迫ったエイドリアン・ベルトレら、重量打線はまさにオールスター軍団。その迫力は見るものを圧倒するだろう。なかでも注目したいのは「A・ロッド二世」といわれ期待通りの成長を続けるマニー・マチャド、三拍子揃ったスターリング・マルテ、62盗塁で盗塁王に輝いたジョナサン・ビラーといった次世代を担う才能あふれる選手だ。彼らの情熱的なプレーによってさらにパワーアップし、大会史上最強と評される打線は凄まじい破壊力を発揮するに違いない。