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<米国を愛したメジャーリーガー>
長谷川滋利「僕のアメリカン・ライフ」
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKazukaki Nshiyama
posted2015/05/07 06:00
「野球選手でなければ、商社マンになりたかった」
日本人最多のメジャー登板数を誇る鉄腕は、ずっと海の向こうを夢見ていた。
誰よりも彼の地に根差した野球選手が語る、「幸せな生活」とは――。
日本人最多のメジャー登板数を誇る鉄腕は、ずっと海の向こうを夢見ていた。
誰よりも彼の地に根差した野球選手が語る、「幸せな生活」とは――。
長谷川滋利の場合は、同学年の野茂英雄のように「メジャーリーガーになりたい」という夢があったわけではない。それでも'97年の渡米からメジャーで9年にわたり投げ続け、通算517試合の登板は日本人歴代1位。その活躍を支えたのは「アメリカに住みたい」という強烈な憧憬だった。引退後もカリフォルニアに居を構える長谷川が、愛してやまないアメリカ生活を語る。