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雑草とエリートは実力拮抗。木村翔vs.田中恒成の世界戦。~エリートの地元に、アウェイに強い雑草が乗り込んで……~
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前田衷Makoto Maeda
photograph byKYODO
posted2018/09/22 16:00
![雑草とエリートは実力拮抗。木村翔vs.田中恒成の世界戦。~エリートの地元に、アウェイに強い雑草が乗り込んで……~<Number Web> photograph by KYODO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/350/img_d426ca320064aecb11cb3ba8a4c3ccce152728.jpg)
王者の木村は、前回の防衛戦からわずか2カ月で連戦。休みを挟めなかった怒りをぶつける、と会見で宣言した。
名古屋で行われる木村翔―田中恒成のWBO世界フライ級タイトルマッチ(9月24日)は、日本人選手同士による世界タイトル戦となる。
世界戦の日本人対決といっても、今では珍しくもない。中には経費を安く上げるために組んだとしか思えない必然性のない試合もあったが、一方ではファンの記憶に今も鮮明な名勝負もある。近年では薬師寺保栄―辰吉丈一郎、井岡一翔―八重樫東、畑山隆則―坂本博之とカードを並べただけで死闘シーンが蘇る。ひとつの世界ベルトを巡って同胞が争う試合ならではの独特の雰囲気の中で、いくつもの名場面が生まれたのである。
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