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鈴木聡美がこの夏果たした「より強く、美しい」完全復活。~何が6年ぶりの表彰台をもたらしたか~ 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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posted2018/09/07 15:00

鈴木聡美がこの夏果たした「より強く、美しい」完全復活。~何が6年ぶりの表彰台をもたらしたか~<Number Web> photograph by AFLO

女子100m平泳ぎで優勝、アジア大会日本競泳勢の金メダル第1号となった鈴木は弾けるような笑顔を見せた。

 27歳のベテランスイマーが美しき完全復活を果たした。競泳女子平泳ぎの鈴木聡美(ミキハウス)が、パンパシフィック選手権(東京)とアジア大会(インドネシア)で連続メダルを獲得した。鈴木が主要大会で五輪実施種目の表彰台に上がったのは、日本女子最多の同一大会メダル3個を獲得した2012年ロンドン五輪以来6年ぶりだ。

 最初の復活劇は、銅メダルに食い込んだ8月12日のパンパシ女子200m平泳ぎだった。入りの50mを32秒14のトップでターンすると、持ち味である抵抗の少ないコンパクトな泳ぎで2分22秒22の好タイムをマーク。2分20秒72で銀メダルに輝いたロンドン五輪のタイムにはまだまだ及ばないが、近年は不調が目立っていた種目で3位に入り、「ちゃんと泳げるんだと確信した。自信を取り戻せた」と胸を張った。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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