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“2冠”を目指した丸藤正道、デビュー
20周年興行への奮闘。~38歳、経験と
体のキレのバランスは~
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph byEssei Hara
posted2018/06/24 16:00
長く敵対関係にあった丸藤と杉浦による激闘後、杉浦は「丸藤とみんなの前で試合ができたことを誇りに思う」。
プロレスリング・ノアの看板、丸藤正道の動きが活発だ。
その背景には、自らが掲げた9月1日、東京・両国国技館で開催予定の「丸藤正道デビュー20周年記念大会『飛翔』」があるからだ。
丸藤は無理なスケジュールを承知で、4月7日に開幕した古巣・全日本の「2018チャンピオン・カーニバル(C・C)」に出場した。順調に勝ち星を重ね、予想どおり同月30日、東京・後楽園ホールの優勝決定戦で三冠ヘビー級王者・宮原健斗と対決。24分50秒の熱戦の末、得意のポールシフト式エメラルドフロウジョン(三沢光晴の必殺技を改良)で宮原を沈め、初優勝を飾った。