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開幕戦のロケットスタートに見えた、女子スケート陣の自信。~ソチ五輪の悔しさは、確実に今に生きている~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byTsutomu Kishimoto
posted2017/11/29 07:00
高速リンクではないオランダで世界新を記録し実力を示した日本女子パシュート陣。平昌での金に期待がかかる。
平昌五輪シーズンの幕開けに、日本女子スピードスケート陣がロケットスタートを切った。11月10日から12日までオランダで行なわれたW杯開幕戦で、日本女子は五輪6種目7レースで6勝(五輪種目中、5000mは今回実施されず)。中でも無双ぶりを見せたのが、スプリント女王・小平奈緒(相澤病院)だった。
まずは初日の女子500m。100mを自己ベストの10秒27で通過すると、バンクーバー五輪とソチ五輪を連覇している李相花(韓国)のリンク記録を塗り替える37秒29をマークし、2位の李に0秒31差をつけて優勝した。2日目の同種目でも、同走の李に0秒20差をつけて37秒33で優勝。W杯開幕戦の2レースを制して、昨季から続くW杯出場レースの連勝を10に伸ばした。