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履正社・安田尚憲の最後の夏。ライバル清宮との対決の行方は。~常に変化を求め、成長の可能性を探る~ 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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posted2017/07/27 09:00

履正社・安田尚憲の最後の夏。ライバル清宮との対決の行方は。~常に変化を求め、成長の可能性を探る~<Number Web> photograph by KYODO

全国屈指の強打者を擁する履正社は今春のセンバツで準V。安田は「集大成にしたい」と夏の大会前に意気込んだ。

 昨年夏、名門PL学園最後の舞台となった大阪・花園球場で、今夏の超高校級スラッガー、安田尚憲(履正社)の高校通算60号ホームランを見ることができた。

 他の都道府県と違い大阪はシード制を設けていないので、春のセンバツ準優勝校でありながら履正社は1回戦からの出場。7月14日の常翔啓光学園戦、安田は徹底的なマークにあった。第1、3打席はストライクが1球もないストレートの四球、第2打席は見逃しのストライクが2球あったが確実にヒットにできるコースではなく四球を選択。つまり、第3打席まで1回もバットを振っていない。

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