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日本代表で成長を見せた、昌子源が希求する「存在感」。~1対1でも味方に安心感を与えるDFを目指して~ 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2017/06/29 16:30

日本代表で成長を見せた、昌子源が希求する「存在感」。~1対1でも味方に安心感を与えるDFを目指して~<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

吉田とコンビを組みフル出場を果たしたイラク戦。代表では自身3度目の先発出場でW杯予選では初先発だった。

 灼熱のテヘランで引き分けたイラク戦の収穫を一つ挙げるとすれば、昌子源の台頭である。

 縦に入れてくるボールに対して、強さとスピードでマークする相手を封じた。味方に指示を出し、鼓舞していく様は実に威風堂々としていた。

 ハリルジャパンのセンターバックは吉田麻也と森重真人のコンビで固定されてきた。だが、どちらとも累積警告でリーチが掛かっている状況。もう一枚出てしまうと勝負のオーストラリア戦、またはサウジアラビア戦に出場できなくなるため、昌子が二人の間に割って入ってきたのは非常に大きい。


 彼は昨季、鹿島のリーグ制覇を支え、クラブワールドカップでC・ロナウドのドリブル突破を止めた勢いある24歳。目指すのは「存在感のあるセンターバック」だ。先輩の岩政大樹(現東京ユナイテッドFC)を引き合いに出して、語ってくれたことがある。

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