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4回転4種類を跳ぶチェン。平昌の
台風の目になるか。~フィギュア界に
現れた17歳の新星、可能性は?~
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![野口美惠](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto
posted2017/01/08 17:00
![4回転4種類を跳ぶチェン。平昌の台風の目になるか。~フィギュア界に現れた17歳の新星、可能性は?~<Number Web> photograph by Asami Enomoto](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/350/img_c210c717a932777fcc7ae090f9f80c00120252.jpg)
今季フランス杯で4位、NHK杯2位に輝く。日本勢にとって強力なライバルの出現である。
男子の4回転ジャンプのインフレが止まらない。昨季以降、18歳の金博洋が史上最多となる「フリーで4回転を4本」を、宇野昌磨は史上初の4回転フリップを、羽生結弦が史上初の4回転ループを成功させた。すると12月のグランプリファイナルのフリーでは、4回転ルッツとフリップを含む「3種類4本」を成功させたネイサン・チェン(米国)が、羽生を制し、首位に立つ好演を見せたのだ。
チェンは今季シニアデビューの17歳。4回転フリップと4回転ルッツを跳び分ける世界唯一の選手だ。
今季序盤の2戦は、史上最多となる4回転「フリーで4種類5本」に挑戦するも、ミスが多く得点が伸びない。「まずは演技をまとめよう」と史上最多タイの「3種類4本」に減らすと、早くもグランプリファイナルでパーフェクトを達成した。得点は197.55点で、羽生を10点以上も上回る快挙だった。チームメイトのパトリック・チャン(カナダ)はこう話す。
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