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天才少女・紀平梨花が挑む究極技「3回転半+3回転」。~日本人4人目のギネス候補者現る~ 

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAtsushi Hashimoto

posted2016/08/25 09:00

天才少女・紀平梨花が挑む究極技「3回転半+3回転」。~日本人4人目のギネス候補者現る~<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto

14歳になったばかりの紀平。年齢制限で'18年平昌五輪は出場できないが、可能性は無限大だ。

 女子にとって究極のジャンプは何だろうか。ギネスに認定されている記録は、トリプルアクセルを跳び6点満点を出した伊藤みどり('89年)、4回転を降りた安藤美姫('02年)、ショートとフリーで計3本のトリプルアクセルを成功した浅田真央('10年)で、すべて日本人だ。

 ここに、世界女子4人目のギネス候補者が現れた。兵庫県生まれの14歳、紀平梨花。今年ジュニアに上がった身長149cmの小柄な少女が、女子未踏の大技を練習でバンバン決めている。

 その技とは、「トリプルアクセル+3回転トウループ」の連続ジャンプ。まず女子のトリプルアクセル成功者は、'88年に認定された伊藤以来、6人しかいない。さらに連続して3回転を跳ぶには、トリプルアクセルを着氷した後もスピードや流れが必要で、少しでも勢いが落ちると跳ぶことが出来ない。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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