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取り戻したかつての“自信”。復活したナダルのテニス。~数字に明確に表れる「攻撃的姿勢」~ 

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秋山英宏

秋山英宏Hidehiro Akiyama

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photograph byHiromasa Mano

posted2015/12/08 06:00

取り戻したかつての“自信”。復活したナダルのテニス。~数字に明確に表れる「攻撃的姿勢」~<Number Web> photograph by Hiromasa Mano

敗れたジョコビッチ戦後には、「2016年はまた新しいシーズン」と来季への意欲も見せた。

 彼はもう、戻ってこられないだろう――そんな声はラファエル・ナダル本人の耳にも入っていたのではないか。昨季終盤からの体調不良の影響もあって、6月の頭に世界ランク10位に落ちた。1年前の1位からの急降下だった。ウィンブルドンは2回戦で100位台の選手に敗れ、8月のモントリオールでは錦織圭に初めて敗れている。全米も3回戦止まり。守備的なスタイルが時代に置いていかれたと見る向きが多かった。

 錦織やノバク・ジョコビッチを筆頭に速い攻めを上手く使う選手が増え、ナダルの高度な守備力でも、しのぐのが難しくなっていた。リスクを冒して速攻を仕掛けるのは、堅実さをむねとする彼の方向性と一致しない。自信が伴わないからストロークが浅くなり、そこをねらい打ちされた。悪いスパイラルだった。

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