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好調の日本バドミントン界。“新エース”が見せる進化。~桃田賢斗、15%の体脂肪率も減少中?~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKYODO
posted2015/09/06 08:00
高3の時には東日本大震災の影響で練習拠点を転々とした桃田。富岡への思い入れも強い。
日本バドミントン陣の勢いがここに来てさらに加速している。8月にインドネシアで開催された世界選手権で、史上最多となる3個のメダルを獲得。中でも新エースの誕生として大きな期待を集めているのが、男子シングルスで日本勢初のメダルとなる銅メダルを獲得した21歳の桃田賢斗(NTT東日本)だ。
香川県三豊市出身。7歳でバドミントンを始め、小中高で日本一に輝いた。世界舞台では世界ジュニア、スーパーシリーズ(SS)、スーパーシリーズプレミア(SSP)で男子シングルス日本人初優勝。昨年の国別対抗トマス杯でも日本の初優勝に貢献した。世界ランクは昨年までの二ケタ台から4位へと急上昇し、破竹の勢いで挑んだ世界選手権では、準決勝で世界ランク1位のチェン・ロン(中国)に敗れたものの、銅メダルに輝いた。