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阪神園芸は猛虎の誇り。~スポーツを語ることは、案外技術がいるのだ~
text by

藤島大Dai Fujishima
photograph byKYODO
posted2017/11/05 17:00
前々日の泥田と化したグラウンドが、うそのように整備された甲子園球場。
敗者、阪神タイガース。勝者、阪神園芸。あのスポーツ紙のあのコラムで知った。
虎党の心の新聞、デイリースポーツに連載の『松とら屋本舗』。腕利きの松下雄一郎記者がペンを走らせる。いや、キーボードを叩く。タイガーが吠えずにネコ科の普通の動物みたいに細く鳴いた。いつでも、その翌朝の内容こそが楽しみだ。
10月17日。DeNAとのクライマックスシリーズのファーストステージに敗退。地元、甲子園球場で1-6の完敗だった。
雨上がりの黒土は見事に整えられていた。2日前の同球場。強雨のために内野は泥田と化したのに真剣勝負の野球をできた。際立つ腕のグラウンドキーパーと優れたノウハウを擁する会社のおかげである。コラムは書く。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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