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内海哲也は西武でも謙虚な好青年。
天狗になりかけたプロ1年目の改心。
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byKyodo News
posted2019/01/26 09:00
西武第二球場での自主トレを公開した内海。ランニングや遠投、ノックで汗を流した。
まずは1年間一軍で働く。
昨シーズン阪神タイガースから移籍し、2桁勝利を挙げた榎田大樹の名前が比較として挙がるのも、内海に対する期待の表れだ。
「もちろん、そういう(2桁勝利)成績が残せたら最高だと思いますが、ここ数年、2桁、勝てていないですし、1年間通して一軍で投げていないので、不安もあります。まずは1年間通して、一軍で働けるよう努めます」
昨年は5月に一軍昇格し、7月には先発で4年ぶりとなる完投、完封勝利も挙げた。「自主トレーニングでの調整も順調」と、着々と復調の兆しは見えている。
勝利数だけではなく、内海の野球に取り組む姿勢や、周囲に与える影響に期待がかかる理由に、納得した公開自主トレーニングの1日だった。